終活の中で見つけた記念切手

日常

60歳を過ぎ、そろそろ終活を始めるべきだと感じているものの、なかなか行動に移せない人も多いのではないでしょうか。私の場合、両親の遺品を整理した際に、その量の多さに驚き、大変な思いをしたため、自分の遺品整理で残された人々に、同じ苦労をさせないと決意しました。そのため、自分自身で終活を進めることにしました。

終活は行うべきもの。

家の中を見回すと、いろいろな物が置かれています。なぜそんなに物があるかというと、自分がその時に必要だと思い気に入って購入した物だからです。ただ、時が経過するとそれらのほとんどが、“ゴミ”に変わってしまうのでは無いでしょうか。よほどマメな人でない限り、その上に埃が溜まってしまい、より一層“ゴミ”と化していきます。(私の家だけかもしれません)
後に残された人にそれらの“ゴミ”を片付けさせるのは、気の毒な気分になるので、自分で片付けるほうが理にかなっていると思います。
一度、家の中を綺麗にしてしまえば、もう汚したくなくなるので、次に物の購入を考えた際に、残りの人生を考え“いずれ使うかも、使うかもしれない”と言った類の物は、絶対に購入しなくなるでしょう。(まぁ、贅沢するお金も無いのが本音です)衝動買いはせずに、2、3ヶ月考えて、それでもなお欲しい場合は、購入すると良いと聞いた事があります。

終活はいつから始めるのが良いのか。

終活の開始時期は、その人の人生が違うように、適切な開始時期も人それそれだと思います。念のためにネットで調べてみると、60歳過ぎ辺りから始める人が多いようです。私の経験から、終活を行う際には次の点に注意すると良いと思います。

  • 両親の遺品整理の際、思った以上に時間がかかリマした。思い出のあるものが出てくると、それと同時に過去の記憶が蘇り、その時は、こうだったなどと思い耽るとあっという間に期間が過ぎてしまいます。ですから、時間に余裕がある時に行宇方が良いでしょう。
  • 大きい家具や重い荷物があるため、ある程度体力が残っている年齢で行う方が良いと思います。
  • 終活は行わなくても、生活(生きて行く)に困るわけではありませんが、気持ちが沈んでいる時や天気が悪い時は絶対に進められないと思います。また、歳を取ると気力がなくなるので、気力が残っているうちに行うのが良いと思います。

そんな中、記念切手が出てきた。

押入れの奥から、昔の雑誌や文庫本に混じって記念切手のファイルが出てきました。私が小学生だった当時は、記念切手を集めている人が多かったように思います。友達と放課後に郵便局を回って記念切手を買い集めていました。人気の記念切手は、放課後では買いに行っても売り切れている事がありました。そんな時はどうしたかって言うと、記念切手購入には穴場がありました。それは郵便マークのついた小さなお店です。そこには郵便切手を取り扱っており、記念切手も混じって置かれていました。
日本郵趣協会からは「原色日本切手図鑑」なる本が毎年発行されており、それを購入して過去に発行された記念切手を見ては、悦に浸っていたと思います。その時は、時が経過すると人気の切手は、高値が付いて売買されることがありました。(今のポケモンカードのように!)実際にお小遣いを貯めて、購入した記念切手もありました。

この切手をどうする。

今でも、記念切手収集を趣味としている人たちが大勢いるのであれば、50年前の記念切手は価値のあるものになっていたかもしれません。しかし、年賀状すら書かない人が増え、年々年賀状の発行枚数も減少しているこの時代、切手の需要も当然減っていることは想像できます。自分でも手紙を書くことはなくなり、切手を買うことはほとんどありません。
そこでこの切手を売る事を考えましたが、もう昔の切手を高値で買い取ってくれる場所は少ないようです。しかも、記念切手の買取価格は、残念ながら切手の額面を下回ることが多いです。
記念切手は、これから先に持っていても邪魔になるだけで、価値が上昇することはないでしょう。潔く処分して、どうしようと悩んでいる気持ちをスッキリさせたい思います。これが終活だと思います。

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